いい家の条件「工務店」

家を注文住宅などで新築する場合、いい家にするための条件は様々あります。
その家を建てる土地の気候や風向きなども考慮した設計とか、そのための対応とかもその一つになります。風の通り道となるところ、逆に多くの建物に囲まれており風が通りにくいところ、日あたりが小高い丘などの関係で短い時間しか期待できないところ、お隣の建物との関係で制限が出ることとか、様々なことがあるので、こうした総合的な視点での設計などが不可欠だからです。
住む人の家族構成や年齢なども影響してきますので、まずはこうしたことにきちんと対応ができるところを選ぶのが重要というわけです。
同時に、工務店を選ぶ場合は、棟梁が責任感が強い人であることが必須の条件になります。
家を建てるときには、様々な業者が元請のところに集まって仕事を進めます。こうした業者は、耐震や安全ということまできちんと行うことが当たり前のことですが、どうかすると、特に目につきにくいところなどは手抜きということが起こりがちになります。そこまでではないにしても、きちんと仕上げ加工までに至らないことがありがちです。
クギ一本にしても、先端がきちんと処理されていなければ、いずれ何かの機会に不都合が起きます。こうしたことは、表に現れていれば、問題なく処理されますが、裏に隠れている場合や保護シートの後ろにある場合などは、気づきにくいのです。
細かなことですが、これらのことを最終的にに、一つ一つ使う人の身になって、仕上げ点検・確認することを、自ら行ってくれる棟梁であれば、間違いなくいい家になっています。そういう姿勢があれば、床の下や天井裏などについても心配はないからです。
実は、家を建て替えるときなどに、別の工務店が担当するときに最も多くつぶやくのが、前の業者の手抜きに関してのことなのです。長い年月が形状を替えてしまうこともあるのですが、家の場合は手抜きから来る影響はとても怖いのです。
こうしたことがないように、下請けや外注についても目を光らせてくれる棟梁選びこそが、いい家つくりの最大ポイントと言えます。

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